活動レポート

活動レポート

田中川水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年10月14日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川水路

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

放課後に田中川水路で今回もグッピーの駆除を目的に調査をしました。30分で、グッピーの幼魚~成魚580匹、ヌマガエルの幼生~幼体12匹、ミナミヌマエビの幼体~成体約200匹、アメリカザリガニの幼体6匹、ギンヤンマの幼虫9匹、ウスバキトンボの幼虫6匹、コオイムシの成虫6匹、シオカラトンボの幼虫4匹、イトトンボの幼虫3匹、ガムシ類の幼虫1匹が捕れました。グッピーは全匹を希望者で分けて飼育用や餌用に持ち帰り、アメリカザリガニは全匹を玉津第一小学校で飼っているオオクチバスとブルーギルの餌用に持ち帰り、他は全てリリースしました。

参加者のようす

調査を始めてグッピーが水路にまだ大量にいることが判明したので、捕獲班と仕分け班の2班に分かれて行動しました。捕獲班は、小さな水路の両側からグッピーを追い込んで、挟み撃ちにして一網打尽にしました。生まれて間もないグッピーの小さな幼魚も多数いて、まだ繁殖を続けています。水路は地下とつながり水温が高く、メンバーも「水が温かい」と言っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

駆除を続けているにも関わらず、以前の調査の時よりもグッピーの数が増えていて驚きました。一網打尽に出来ましたが、放流されたグッピーに罪はありません。また、この水路では初めて1㎝位のアメリカザリガニの幼体6匹が捕れました。この水路は水生昆虫が多いので、これからも調査を続けていきたいです。

その他

報告担当:NA(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
今回は明石川枝川の田中川で増えている外来種のグッピーの駆除を目的に調査をしたのですね。放課後、いつも熱心に活動していてえらいなー。
30分で在来種、外来種を合わせて10種の生物を800匹以上も捕獲して同定したなんてすごいなー。仕分けるのが大変だったでしょう。
駆除を続けているにも関わらず、以前の調査の時よりもグッピーの数が増えていたのはなんででしょうね。気になります。今回は水路の両側からグッピーを追い込んで挟み撃ちにして一網打尽にしたようですが、今後の調査で発見されないといいですね。
捕獲した在来種はすべてリリース、外来種は飼育用や餌用に持ち帰り命の有効活用を図っているところは、さすが玉一のメンバーです。
水路は地下とつながっていて水温が高く水生昆虫が多いとのことなので、これからも調査を続けて今回見つけたウスバキトンボの幼虫が越冬できるか注目していきましょう。結果をぜひ教えてください。
次回のレポートも楽しみに待っています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

85 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧