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Case19.~自分たちがやりたいことに楽しくチャレンジ♪~ 小野幌エコクリーン(北海道札幌市)

2021.10.11 掲載

小野幌エコクリーンは北海道札幌市厚別区の小野幌(このっぽろ)を中心に、地域の仲間で結成されたクラブ!今年で活動12年目になります!! 

クラブのSDGsアクションsdg_icon_15_ja_2.pngsdg_icon_14_ja_2.png

それでは早速、インタビューしてみましょう!インタビュー.bmp

interviewmigi-t2.png小野幌エコクリーンはどのようにして結成したのですか?

konopporo00.jpgkonopporo01.jpg11年前の春先に、当時6年生の男の子が1人で道路のゴミ拾いを始めたのが小野幌エコクリーン結成のきっかけです。
彼は「道路のゴミを拾ってきれいにしたいから」と、春になり雪解けとともに出てくる雪に埋もれたゴミを拾って、ゴミステーションに出すという活動をしていました。そんな彼の姿を見て、そのうち彼の友達たちも一緒にゴミ拾いをするようになり、学校帰りにゴミ拾いをする仲間がどんどん増え、小野幌エコクリーンになりました。

一人の小学生のごみ拾い活動を見て、周りの友達も一緒に活動するようになり、輪が広がっていったのですね!やわらかラブm.gif

konopporo00.jpgそうなんです。初めに活動を始めた6年生の子は、大人に勧められたからではなく自分の気持ちでゴミ拾いをはじめ、それに周りの友達たちが続いて小野幌エコクリーンができました。

interviewmigi-t2.png自発的に環境活動を行ったとはすばらしいです…!
そんな小野幌エコクリーンの自慢できることはありますか?

メンバーとメンバーの母親であるサポーターたちで知恵を出し合って楽konopporo00.jpgしみながら活動を続けていることです!小野幌エコクリーンには、自然や環境に対して知識のある教育者や専門家がいるわけはありませんし、学校や児童館が運営しているわけでもありません。ですが、ゴミ拾いや環境保全、環境教育などを、みんなで意見を出し合いながら楽しんで活動して12年にもなりました。
クラブの仲がよく、アットホームな環境で活動ができることが小野幌エコクリーンの良さだと思います。

interviewmigi-t2.png自分たちで知恵を出し合って楽しく環境活動に取り組んでいるのが小野幌エコクリーンの良さなのですね!
今までで一番楽しかった活動についておしえてください!

konopporo00.jpgメンバーにアンケートをとったところ、1位は川に入って魚を見たり、とったり、水質調査をした活動でした。追い込み漁をして縄に魚が入った瞬間のメンバーたちの驚きっぷりと喜ぶ姿は忘れられないです!(^^)!
他にも、公園の花壇のバラの花がら摘みボランティアや、エコかるたづくりなども人気の活動でした!

konopporo02.jpg konopporo03.jpg konopporo04.jpg

interviewmigi-t2.pngステキな写真ですね☆メンバーたちが楽しみながらも一生懸命に活動している様子がとても伝わってきます(^^)
クラブの活動レポートには、堆肥作りもありましたが、そのきっかけは何だったのでしょうか。

konopporo00.jpgきっかけは札幌市環境プラザが毎年催してくれる「さっぽろエコクラブ交流会」でエコな農家さんを訪問させてもらったことです。そこで学校給食の残食を利用して堆肥を作っているところを見学しました。
メンバーの一人が「私もエコな畑づくりをやりたいです」と交流会で発言したので、それならチャレンジしよう!ということになり、堆肥作りの講習会にみんなで参加しました。

interviewmigi-t2.pngやはりここでもメンバーの自主性が感じられますね^^
堆肥作りの見学を通して、何か気づいたことなどはありましたか?

konopporo00.jpg自分たちの残した給食が山になって、発酵して湯気を出している様子をみて、罪悪感のような気持ちを持ったメンバーもいましたが、見学を通して残食を堆肥にすることで、ゴミを減らし、地球温暖化防止にも役立てることができると知りました。さらに堆肥をつかった栽培では化学肥料で育てるのと違い、土壌にも身体にも優しい野菜ができ、一石二鳥だと知ることもできました。

交流会や講習会での学びをきっかけに、研修後も自宅で堆肥作りの活動を行っているのですね。やわらかラブm.gif
interviewmigi-t2.png活動を通してサポーターからみてメンバーが成長したと感じることはありますか?

種まきと苗植えの時に、すごくメンバーの成長を感じました。小野幌エコクリーンには、野菜konopporo00.jpg作りに詳しいサポーターがいません。またコロナ対策で、サポーターも最低限の人数でした。そのため何でもメンバーが自分達で考え、話し合い、スマホで信用できそうな情報を集めたりしながら協力して取り組んでいました。
少し前なら、そのようなことはできなかったので、メンバーたちの成長ぶりを嬉しく思いました!

interviewmigi-t2.png今年で活動12年目のベテランクラブとして、こどもエコクラブに入っていてよかったと思うことはありますか?

konopporo00.jpg全国のクラブの活動がいつでも知ることができて良い刺激を受けられることです。
知識を得ることもできるし、エコマーククエストのように楽しく学ぶこともできます。また、レポート方式で活動報告を送ることができるのがすごくいいと思います。いつもエールメッセージに励まされています!!

小野幌エコクリーンさん、ありがとうございました★

~全国事務局より~
今回お話を伺って、小野幌エコクリーンのみなさんの自発性がすばらしいなと感じました。
誰から強制されるわけでもなく、自分たちでやりたいと思ったことをやること。それが12年もの間、活動を継続できる秘訣なのではないでしょうか。どんな活動も、楽しくなければ続きません。
jump-e.png小野幌エコクリーンのみなさんは、アットホームな環境で、メンバーもサポーターもみんなが楽しんで活動を続けているからこそ、充実した活動ができているのだと今回のインタビューや、日々の活動レポートを通して感じました^^
これからも、自分たちが「やりたい」と思ったことを楽しみながら活動していってほしいと思います!
小野幌エコクリーンさんの活動をこれからも応援しています!!
(インターン 阿部)

「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
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