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2021年度「ユースが行く!!」 2月号「環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2021」に参加しました!

2022.02.09 掲載

2022年1月12日(水)「環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2021」がオンラインで開催されました。
こどもエコクラブに関わるさまざまな企業、団体、省庁が集まり、取組の紹介や意見交換等を行いました。
取り組み紹介や環境についての講演のなかで、『「脱炭素化」はしぶしぶ努力して達成できる目標ではない→社会の「大転換」が起きる必要がある』という言葉に共感しました。少しずつ取り組んでいくことも確かに大切ですが、それでは今の状況を打破することはできない状況になりつつあると思います。
なかなか急に社会を変えるのは難しいですが、今回参加されていた企業の取り組みを聞き、企業単位で動くことも一つの大きな単位になるのではないかと感じました。

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企業のSDGsへの取り組みについて話し合いました

グループセッションでご一緒した企業のみなさんは、顧客向けのサービスや環境教育だけでなく、社内の意識を変える取り組みをしていました。

宝ホールディングス株式会社では、環境に配慮した容器や梱包に変えていくように取り組んでいると話していました。私も製品を買いますが、容器が紙パックの商品に変わっているなと思っていました。企業が努力することで、買い手も無意識にリサイクルしやすい商品を手に取るようになっています。
また、環境教育の一環としてガラス瓶をリサイクルしアートを作る講座や紙パックで葉書作りを行うなど、子どもにも親しみやすい取り組みをされています。(関連リンク:ガラスカレットでアート作り

他にも株式会社日の丸リムジンでは、CO2の削減に取り組んでいると話していました。運輸業は日本のCO2の排出量で見ると10%以上を占めています。そのため業界全体でCO2を減らす努力が必要だと考えており、この企業では電気自動車の乗車料金の一部をこどもエコクラブへ寄付する取り組みを始めました。私たちがこの企業の電気自動車のリムジンを利用すると、こどもエコクラブへ間接的に寄付することができます。他にも再生可能エネルギーで電気自動車を動かす取り組みを進めています。(関連リンク:日の丸リムジン、エコカー乗車でこどもエコクラブを応援!
しかし、現在この取り組みをしていることをまずは社内へ浸透させるのが課題だと話します。その取り組みの一環として、担当の部署を作るのではなく、社内の各部署から担当を選出し環境活動に取り組むようにしているそうです。

文化シヤッター株式会社では2050年までに電気を4割、ガソリンを4割減らすことを目標として取り組んでいます。外回りの営業に自動車を使っているそうですが、できるだけ待機中はエンジンをかけない等の取り組みを現在行っています。それでも削減は難しいため、2030年ころまでに営業車を電気自動車へ切り替えていく予定にしているそうです。
また、製造した製品を運んでもらう運送業者へも環境への取り組みをお願いしたいと思っているそうですが、呼びかけを行う程度しかできず実際に取り組んでもらうことは難しいと感じているそうです。
さらに、製造工場についても太陽光パネルを設置するなど工夫し、2050年の目標へ取り組む予定です。
 企業単位で取り組むところが増えれば、日本の全体での意識も変わっていくきっかけになるのではないかと思います。

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編集後記
社内への浸透が難しいというお話も聞きましたが、その中でも社内報でこどもエコクラブへの寄付や環境活動への取り組みをしていることを周知しているそうです。
グループセッションに参加していた団体の方からは、お子さんがいる社員の方が多いのであれば、企業内でこどもエコクラブを作り、参加してもらえると良いのではという意見もありました。
私も家族単位で環境活動に取り組んでもらうきっかけとなるうえに、親が勤めている企業がどのような取り組みをしているのか知ることができるのでぜひ参加してもらいたいと思います。
また、お休みの日にボランティアとして植林活動や清掃活動へ取り組んでもらうのが良いのではないか、という話が出ました。私としては、環境活動も仕事の一環として考えてもらい、就業時間中に取り組んでもらうと意識の改革にもなるのではと感じました。(みっちん)

~全国事務局報告~
環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2021 開催報告
http://www.j-ecoclub.jp/topics/info/202201271300.html

★「ユースが行く!!」取材ユース募集!!

各地のクラブ等の活動に参加して、「体験・取材したい!」ユースを募集します。
興味があるユースは、全国事務局までお問い合わせください。
 Tel:03-5829-6359 Mail: j-ecoclub@jeas.or.jp
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★バックナンバー

2021年度
4月号 All Japan Youth Eco-club編「全国フェスオンライン」
5月号 まほ編 ~脱炭素チャレンジカップ2021~
・6月号 としむね・かっち編 ~水戸市環境フェア2021 千波湖学習会でエコアクション~
・7月号 All Japan Youth Eco-club編~気候変動アクション環境大臣表彰・ユース部門の広報担当します!~
10月号 みっちん編 ~バイオームでチャレンジ!「クラブ対抗!生きものみっけグランプリ」に参加中!!~
11月号 めじ郎編 ~コロナ禍の活動に密着!~
12月号 あーちゃん・しーちゃん編「令和3年度 大阪ATCこどもエコクラブ交流会」司会・進行に挑戦!

2020年度
夏号 さいとうしょう・かっち・だいち・としむね編 「2020年度茨城県地球温暖化防止活動推進員第1回全体研修会」(茨城県水戸市)

秋号 ゆりえ・くみ編「令和2年度 大阪ATCこどもエコクラブ交流会」(大阪府大阪市)
冬号 としむね・かっち・さいとうしょう編「第3回世界環境サミット」(衆議院第一議員会館国際会議室)

2019年度
春号 なおき・大ちゃん編「ミールケア・エコまる賞 in 神戸市」(兵庫県神戸市)

秋号1  くみ・まな・あい・まほ編「大阪ATCこどもエコクラブ交流会 in 大阪」(大阪府大阪市)
秋号2 ちひろ編「SAITAMA環境フェス&こどもエコクラブフェスティバル in 埼玉」(埼玉県さいたま市)
冬号 ゆっきー編「あいち・なごや生物多様性EXPO in 愛知県」(愛知県名古屋市)

2018年度
春号 かわちゃん編「全国フェスティバル2018in日本科学未来館」(東京都江東区)
夏号  ゆっきー編「岩手県北上市のプロジェクトD下草刈り」(岩手県北上市)
秋号 しーちゃん、あーちゃん編「こどもエコクラブ交流会 in大阪」(大阪府大阪市)

2017年度
春号 ゆっきー編「全国フェスティバルin早稲田大学理工キャンパス」(東京都新宿区)
夏号 みっちゃん編「ニッポンハムグループ 森林(もり)の活動に参加しました!」(兵庫県)
号 いときち・ゆに編「海外でのエコの取り組みはシェア自転車から」(上海・ベルリン)
冬号 なーさん編「環境キッズファミリー交流フェスタ!」大阪府咲洲庁舎

2016年度
No.1 くみ編「『こどもエコクラブ全国フェスティバル2016』に参加したよ!」(東京都新宿区)
No.2 なーさん編「大阪市内での活動するこどもエコクラブを取材したよ。」(大阪府大阪市)
No.3 みっちん編「新松戸幼稚園に行ってきました!」(千葉県松戸市)

No.4 ジョー編「『せいわエコクラブ』と『ジャカルタお掃除クラブ』の交流会に行ってきました!」(大阪府大阪市)
No.5 あまちゃん編「大鋸児童館こどもエコクラブ」(神奈川県藤沢市)
No.6 ジョー編「環境再生保全機構 マレーシア研修に行ってきました!(前編)」(マレーシア)
No.7 ジョー編「環境再生保全機構 マレーシア研修に行ってきました!(後編)」(マレーシア)
No.8 ゆに編「城ヶ島で地層の見学をしてきたよ!」(神奈川県三浦市)

No.9めぐ編「あいち生態系ネットワークフォーラムに行ってきました!」(愛知県)

2015年度
No.1 ゆっきー編「調布こどもエコクラブ」(東京都調布市)
No.2 あまちゃん編「片瀬少年少女探検隊」(神奈川県藤沢市)
No.3 ゆっきー編「MIYASHIROエコ☆スターズ」(埼玉県宮代町)
No.4 みっちん編「中央エコキッズ」(東京都中央区)
No.5 めぐ編「豊明エコキッズ」(愛知県豊明市)
No.6 あまちゃん、めぐ、いっしー編
「オイスカ『子供の森』子ども親善大使×こどもエコクラブ交流会in谷津干潟」
(千葉県習志野市)
No.7 みっちん&ゆっきー編 「高尾の里山で会いましょう!」(東京都八王子市)
No.8 アミィ編「岡山ハッケンジャー」(岡山県岡山市)
No.9いっしー編「SAITAMA環境フェア&こどもエコフェスティバル」(埼玉県)
No.10みっちん編「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」へ行ってきたよ!(フランス パリ)

 

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