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【2022 壁新聞道場!】たのもーーーう!滋賀県 その2

2022.09.07 掲載

滋賀県からは9枚の壁新聞が届いたよ!
今週は4枚の壁新聞をご紹介。沼田師範よろしくお願いしまーす。

滋賀県 その1 その3

草津市「NPO子どもネットワークセンター天気村 
こんぺいとうクラブ」
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草津市「放課後等ディサービス
そらまめクラブ」
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大津市「TANAKAMIこども環境クラブ」
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大津市「しがkidsエコクラブ」
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NPO子どもネットワークセンター天気村 こんぺいとうクラブのみなさんへ
師範から一言!

 NPO子どもネットワークセンター天気村 こんぺいとうクラブさんの“でっかい地球を守るため”は、元気いっぱいの活動報告(かつどうほうこく)のオンパレード!楽しいタイトルに、そのときそのときのストレートな気持ちのキャプション(写真の説明)。真剣(しんけん)な表情や、思い切りえがおの写真など・・・。地いきのゆたかな自然や美しい四季を、なかまたちと楽しんでいる様子がよく伝わってきました。また地球温暖化(ちきゅうおんだんか)による変化についても、しっかり考察(こうさつ)してくれました。
後半は、びわ湖のシジミで“オカズトリ”を思い出し、おしえてくれたスマイルのおじいさん、おばあさんに元気のもとをとどける「おんがえし!物語」。シジミをめぐって、みなさんは湖で楽しく活動し、高齢者(こうれいしゃ)の方も元気になり、びわ湖もきれいになる3つの“WIN”、みなさんの思いにグッと来ました。自分が住んでいる地いきを大事に思う気持ちは、エコ活動の基本です。すばらしいですね。

とっておきのゴシドウ★

 壁新聞のたくさんの写真や、ペンの色を変えたカラフルな説明文は、わちゃわちゃした楽しい感が伝わってきます。一方で、うすい色えんぴつや黄色のペンで書かれたところは、ちょっと見にくいようです。だれもが読みやすいよう、書くといいですね。
また、私はみなさんが“てんぐになった”天狗岩などの地名をネットでしらべながら、読みました。奇岩・奇石がたくさんある山なのですね。
滋賀県の“宝もの”がたくさん紹介(しょうかい)されていますが、どんな人が読むのかを想像(そうぞう)しながら、写真の大きさなどにメリハリをつけると、さらに読みやすくなると思います。みんなで考えてみてください。


放課後等ディサービス そらまめクラブのみなさんへ
師範から一言!

 放課後等ディサービスのそらまめクラブの「よのなか にぎわってるのがいいな!生物多様性 バンザイ」は、まず、タイトルにハッとさせられました。今、新型コロナウイルスの感染(かんせん)拡大(かくだい)で、人間の行動にはいろいろなブレーキがかかっています。しかし自然に目をやれば、そんなことは関係なしに、たくさんのいのちが生まれ、つながり合って、次の世代にひきつがれています。みなさんは外にとび出し「にぎわってるのがいいな!」と思ったのですね。
九品の滝の水に入っている写真は、夏らしく、迫力(はくりょく)も満点(まんてん)!昆虫や魚やカエルのイラストもしっかり観察してよく描けています。生き物のたくさんのいのちに、若いみなさんのはじけるようなエネルギーがあわさって、読んでいてタイトルどおり「生物多様性 バンザイ」という気持ちになりました。

とっておきのゴシドウ★

 九品の滝のある川の上流から浜へとゆったりと水が流れ、そこにはたくさんのいのちがかがやいてるイメージイラストが、とてもよいですね。また「いらっしゃい いらっしゃ~い!!と小さな生き物たちがよんでくれた夏でした」などの1つ1つの表現(ひょうげん)が独特(どくとく)で、インパクトがあります。これからもみなさんが感じたこと、考えたことを、ことばにしておしえてほしいと思いました。
まとめの “人とたくさんの生き物があたたかく力をあわせていく”『共生』できる社会を作っていくことは、とてもむずかしいけれど、とても大切なことです。今回、みなさんは川のゴールであるびわ湖の浜でごみをひろい、その分別をしました。自然を人の手でこわさない、保全(ほぜん)し守っていく活動はまだまだあると思います。地いきの人たちの活動をお手伝いしながら、今、取り組めることを考えて、いっしょに進めていってほしいと思います。


TANAKAMIこども環境クラブのみなさんへ
師範から一言!

 TANAKAMIこども環境クラブ『田んぼカフェ&find garbage and dream』は、田んぼの生き物調査や、田上山(たなかみやま)の自然を守る清掃(せいそう)活動など、たくさん報告(ほうこく)してくれました。
田んぼの生き物調査では、ヌマムツやメダカのような魚類や、タイコウチやヒメゲンゴロウなどの水生こん虫、ナゴヤダルマガエルなどのカエルやカブトエビなど、たくさんの生き物を見つけることができました。田んぼは、何千年も前から私たちの主食(しゅしょく)となるお米を作る場ですが、多様(たよう)な生物を育くむ場所でもあります。みなさんが住んでいる琵琶湖博物館(びわこはくぶつかん)では「田んぼの生きもの全種(ぜんしゅ)データベース」を公開しています。そこには6000種類(しゅるい)以上の生き物が掲載(けいさい)されているようです。
田上山の清掃(せいそう)活動、おつかれさまでした。スーパーのカゴまで山にすてていく人がいるのはおどろきました。みなさんが足あとを確認したように、山にはイノシシやキツネなどの野生動物が生息しています。今、食材の残りなどの人間のごみを動物たちがあさる問題が、各地でおこっています。ごみは、持ち帰らないといけません。

とっておきのゴシドウ★

 みなさんの調査(ちょうさ)では、田んぼで見られる生き物の種類は増えているのでしょうか、減(へ)っているのでしょうか。またそれぞれの生き物の数はどのくらいだったのでしょう。教えてほしいと思いました。
全国的に田んぼの数は、年々減(へ)っています。理由の1つに、お米を食べる人の数が減っていることがあるそうです。農林水産省(のうりんすいさんしょう)のホームページでは、毎年約10万トンずつ、お米の需要(じゅよう)が減っているようです。みんなで大事にいただきたいですね。

【参考】農林水産省のホームページ:水稲(主食用米)の作付面積の減少について
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1701/01.html


しがkidsエコクラブのみなさんへ
師範から一言!

 しがkidsエコクラブの今年の活動は、2年前、地いきの88歳の方に「和邇川(わにがわ)にはヨシがたくさん生えていて、子どもがウナギをいっぱい獲(と)っていた」と聞いて「信じられない!」と思ったことから始まりました。
ウナギのエサ場やかくれ場所になるヨシが減(へ)った理由をしらべて、さらにどうしたら昔のようにヨシが増えていくのか?みなさん自身で考えたのですね。和邇川を実際に歩き、どのような植物が繁殖(はんしょく)し、どんな鳥類が生息しているのかなどを観察(かんさつ)しました。
昔と今のヨシの比較(ひかく)も、よく調べられています。昔からヨシは「よしず」に代表されように、日本の河川や湿原(しつげん)などで身近な存在でした。暮らしの中でさまざま活用されましたが、わたしは「ヨシ笛」を初めて知りました。重さは約10グラムと、日本一細く軽い楽器といわれているようです。その音色を聴きたくなりました。

とっておきのゴシドウ★

 今回は、みなさんが過去に疑問(ぎもん)に思ったエピソードからスタートし、自分たちで調べたり、考えたりして活動につなげました。また最後には、メンバー一人ひとりがしっかり感想も書いてくれました。自ら学んだことから次の課題を見つけ、具体的なアクションを起こしていくということは環境学習の基本です。とてもよい活動をされていると思います。
みなさんの感想には「水生生物を調べるため、つりをしたい」「川のそうじをしたい」などの意見もありました。和邇川について関心を深めたようです。
川の中の調査は危険(きけん)なこともたくさんあり、水生生物の調査にはいろいろな方法があります。地いきで活動している大人の方によく話を聞いて、安全な活動をしてください。そして続きを教えてくださいね。

沼田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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滋賀県 その1 その3

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