活動レポート

活動レポート

キクイモ掘りと明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2018年12月30日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

タコノアシを守るために河川敷に生えている外来種のキクイモのイモ掘りをしました。みんなで1時間かけて小さなイモも残さないようにしっかり掘って、10ℓバケツ分2杯分のイモがとれました。掘っている時に、アリガタハネカクシやコメツキムシの幼虫やドウガネブイブイの幼虫やゴミムシの成虫やキセルガイやフトミミズなどを次々に発見しました。最後に土を埋めもどしてリリースしました。キクイモはバケツ一杯はアクアリウムの料理用に、もう一杯はメンバー達が家でおいしく食べるために分けて持って帰りました。

参加者のようす

キクイモ掘りのあとは、1時間30分かけて明石川中流調査をしました。オイカワの幼魚~若魚600匹、カマツカの幼魚~若魚12匹、ミナミメダカの成虫7匹、ヌマムツの幼魚4匹、コウライモロコの幼魚3匹、ギギの幼魚1匹、コイの幼魚1匹、ミナミヌマエビ150匹、スジエビ4匹、ガガンボの幼虫1匹がとれました。種類ごとに写真をとって記録したあと、全部リリースしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

キクイモは掘っても掘ってもいくらでも出てくるので、腰が痛くなりました。また、ちゃっとしたかけらが土に残っても、またそこから生えてくるなんて知りませんでした。しっかりと、そのかけらなどもとっていきたいです。

その他

報告担当 MT(中1)

玉一アクアリウムのみんな、「タコノアシを守るためのキクイモ掘り」の報告ありがとう!
明石川には、タコノアシも生育していたのですね。河川下流域・河口域の湿地、水田周辺などに生育していたもので、そうめずらしいものではなかったようですが、現在は準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定されていますね。知らない人も、多いのではないでしょうか?玉一アクアリウムのみんなで、周りのみんなに広めていってください。
外来種のキクイモが繁殖(はんしょく)しているのは、残念ですね。ただ、食用として有効利用できるので、おいしくいただいてしまいましょう!環境保全的視点からみて、いいサイクルができるかもしれませんね。それから、土の中から冬を越している昆虫を発見したのは、さすが玉一アクアリウムのみんなだと思いました。
どんな活動報告があるか、今年も楽しみにしています!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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