活動レポート

活動レポート

神戸市と協働でアカミミガメの防除2日目

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2018年06月02日

実施場所:

神戸市明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

12人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

昨日メンバー達が設置したしかけを神戸市自然環境共生課の方と、神戸新聞の記者さんの前で引き上げました。5つのしかけに合計でアカミミガメ16匹とクサガメ33匹が入っていて、アカミミガメは神戸市が駆除のために持ち帰ってくださり、クサガメはその場でリリースしました。明日のために新しいエサを入れて再びしかけを設置しました。アカミミガメの防除に関する講習も聞きました。1時間の調査では、オオクチバスの幼魚5匹、ナマズの幼魚5匹、オイカワの幼魚2匹、ブルーギルの幼魚2匹、ミナミメダカの成魚1匹、コイの幼魚1匹、ミナミヌマエビ80匹、スジエビ16匹、テナガエビ3匹、アメリカザリガニ1匹、ハグロトンボの幼虫5匹、コオイムシの成虫1匹がとれました。オオクチバスとブルーギルは駆除をして食用に持って帰り、アメリカザリガニはしかけのエサに使い、他は全てリリースしました。

参加者のようす

きのう設置したしかけを神戸市自然環境共生課の方と神戸新聞の記者さんの前でひきあげ、入っていたカメを1匹ずつ大きさを測り記録しました。空になったカゴに新しいエサを入れて、またしかけを沈める作業をメンバーがしている姿を見て、新聞記者さんが「すごい」と言われていました。しかけの所に行く途中2匹のアカミミガメをぼくたちがつかまえ、記者さんはおどろかれていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ぼくはしかけをひきあげてふだんの調査では、あまりとれないアカミミガメがたくさんとれて良かったです。そのほかでもふだんあまり見れないクサガメとイシガメの交雑した個体が見れて、クサガメとイシガメの両方の特徴が見れてよかったです。でも交雑は深刻な問題です。調査では、オオクチバスの幼魚やブルーギルがとれてよかったです。オオクチバスの幼魚がたくさんいたのでこれからも継続して駆除をしていきたいです。

その他

報告担当 NA(中2)
※神戸市と玉一アクアリウムが協働でアカミミガメの防除活動をしている様子は、近いうちに神戸新聞に掲載される予定です。

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは!
ワナを仕掛けて捕まえるのも、できれば産卵前の時期3~4月ぐらいに行うと産卵前のアカミミガメを捕まえられるのでより効果があると思います。
研究では夏の温度が低い所では産卵しても積算温度が足りなくて卵がふ化しないそうです。亀の卵は親が温めるのではなく自然の地中の温度でふ化します。なので、夏の温度が低いイギリスや同じ緯度の北海道ではふ化しにくいそうです。本州でも山の上の方では生存産卵はできても中々ふ化しないそうです。
保全も駆除も生き物の生態を知っておく必要がありますね。
また報告してくださいね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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