活動レポート

活動レポート

ユキムシの研究

第二上田小学校エコクラブ (新潟県)

活動日:

2018年03月23日

実施場所:

第二上田小学校周辺

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

2月頃から雪上で生活しているユキムシについて調べています。ユスリカ、ダニ、クモの他、クロトビムシ、セッケイカワゲラというユキムシがいることが分かりました。
クロトビムシは体長2ミリほどでノミのようにびょんぴょん跳ねます(写真2)。セッケイカワゲラは、体長2センチほどで、羽のあるタイプとないタイプがいました。

参加者のようす

クロトビムシは、一度に30センチほど跳んで移動します。雪上の菌類を食べているそうです。指で刺激を与えると場合によっては、雪の中にもぐりますが、30秒から2分ほどでまた、姿を現します。いる場所は限られています。どちらかというと水の流れている側溝や川のそばにいることが多いようです。また、残雪の端っこに帯状にいることが多いです。

感想・気づいたこと・考えたこと

50倍の顕微鏡で見ると足が6本あり、体に節があるので、昆虫の仲間のようです。足の先はハサミのようになっていて、しっかりと雪に捕まれるようです。それで、跳んで地面に落ちても1メートル以上ある雪の壁を上っていました。
そして、弱ってくるとなんと、「跳躍器」(写真1)という跳ぶ足のような物が見えました。腹側に折りたたんであり、そのハサミムシのおしりをでかくしたようなもので、ジャンプすることが分かりました。

その他

3月中旬になると雪上は零度ですが、気温は10度以上にもなり、ジャンプは5センチほどで動きがかんまんになっています。また、生まれたのか、体の小さいトビムシも目立ちました。さらに鳥の食べられたような鳥の足跡がトビムシの生息する場所に沿ってついていました。一緒に観察を続けている4年生の児童は新らしいことがどんどん分かり、目を丸くして喜んでいます。雪が完全に消える、もう3週間ほど、研究は続けます。

第二上田小学校エコクラブのみんな、報告ありがとう!
マニアックな報告で楽しく読ませていただきました。ユキムシというとセッケイカワゲラを思い出しますが、ユスリカやダニにも雪上で生活する虫がいるのですね。グループが大きく違うのに、同じような生活をしているなんて不思議です。また、どうやって雪の上に出てくるかなど、興味あることがたくさんあります。くわしい生活環を知りたくなりました。
話はそれますが、雪の降る少し前に出現すると綿雪のようなアブラムシを、ユキムシと呼びますね。素敵な名前なので、いろいろな種類で使われているのでしょうか?いろいろな疑問がでてきました。
ユキムシなどもそうですが、私たちが知らない生き物が、地球上にはたくさん存在します。それを理解した上で、自然の仕組みを見ていくことが大切だと思います。これからも、いろいろな生き物を見ていってください。
みんなからの報告、これからも楽しみにしています。
エコまる
第二上田小学校エコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名第二上田小学校エコクラブ
  • 所在地新潟県
  • クラブの種類学校全校

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