活動レポート

活動レポート

神戸市と協働でアカミミガメの防除 2日目

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2017年06月03日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

昨日設置したしかけを引き上げて、アカミミガメとクサガメを回収して、エサのブルーギルの冷凍を追加して、もう1回用水路にしかけを設置しました。明日、今日とれたアカミミガメは神戸市が回収して、クサガメはリリースします。昨日しかけた5つのカゴには全部で、アカミミガメ15匹、クサガメ9匹、アメリカザリガニ13匹、モクズガニ3匹、ヌマムツ1匹、ヤリタナゴ1匹が入っていました。用水路の中に入ったタモ網調査では、ミナミメダカの幼魚~成魚30匹、ヌマムツ3匹、ドジョウ1匹、アカミミガメ1匹、アメリカザリガニ34匹、ドブガイ1匹がとれました。アメリカザリガニはエサ用に持って帰りました。

参加者のようす

アクアリウムで明石川では最近ずっととれなくて絶滅を心配していたヤリタナゴがこの用水路で、ひっそりと生息していたことに、とてもおどろきました。ヤリタナゴがとれたすぐ近くでは、ドブガイも発見できました。明石川のある用水路には、タイリクバラタナゴがたくさんいますが、ヤリタナゴはいません。この用水路には、ミナミメダカかヌマムツもたくさんいました。ペットボトルやビニール袋大量に浮いていたので、協力して陸に上げて処分してもらいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

前日に設置したしかけを引き上げて、たくさんのアカミミガメがとれていたことにびっくりしました。設置する時に水面観察をしたそのときには、あまり見えなかったけど、たくさんのアカミミガメとザリガニの駆除ができてよかったです。ヤリタナゴは、ペットショップでは見たことはあったけど野生のヤリタナゴを見るのは、初めてで魚が住める水質とは思えない所でみつけておどろきました。これからも増えてほしいです。

その他

報告担当 NA(中1)

(防除1のレポートからのつづき)
外来生物をどうやって捕まえた方法とその成果もよくわかります。この作業を続けるとどうなるのか?みんなも気になると思うけど、レポートを読んでいる人にも興味が出てくると思います。
アカミミカメがいる場所をそのままほおっておくと、それまですんでいた生き物のバランスがくずれて手がつけられなくなるという話も聞きます。活動の今後の変化や様子も、ぜひ教えてください。
ちなみに私はビオトープを管理(かんり)していますが、最近そのビオトープにアカミミカメが2ひきいるのに気づかないでいて、それまでいたフナやドジョウなどが絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)においこまれました。そういったこともあって、みんなの報告をみぢかに感じます。
(防除3のレポートにつづく)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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