活動レポート

活動レポート

オニグルミを食べてみたよ

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年10月02日

参加メンバー&サポーター数:

11人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

野外で収穫したオニグルミの種子をメンバーで食べてみた。

オニグルミについて図鑑で調べた。まわりの実のように見える部分は、花柄の先端(花托とか花床とよばれる)がふくらんだもののようだ。堅くてタネのように見える部分は、実は堅くなった果実(堅果)ということだ。

堅果を割って中からでてくる柔らかいものが、本当の種子だそうだ。ということで、メンバーが食べた部分は「種子」のようだ。

オニグルミの果実について、図鑑をみると「核果状の堅果」と書いてあった。「核果かくか」ということばをおぼえておきたい。さくらんぼなども「核果」のようだ。

(※図鑑などを見て、上のように理解したのですが、誤りがありましたらご教示ください)

参加者のようす

オニグルミは、9月初旬に渓流沿いで収穫して、しばらく、ビニール袋に入れて放置した。

まわりが、くさるのを待った。ビニール袋は、オニグルミがくさると、黒い汁を出してぐちゃぐちゃになった。

メンバーで、ビニール袋のうえからオニグルミの実をふんずけて、さらにぐちゃぐちゃにした。それから、堅果のまわりの黒くなったぐちゃぐちゃを洗い流した。素手で触ると手が真っ黒になり、なかなか色が落ちなかった。

最後に、堅果を割って種子をとりだして食べた。

感想・気づいたこと・考えたこと

たこ焼き用の千枚通しを使って、堅果から取り出して食べた。かすかに香ばしく、油のコクがあって美味しかった。

野外で、ニホンリスやアカネズミが、オニグルミをかじったフィールドサインに出会うことがある。両種で方法はちがうが、堅いオニグルミの種子をよくも取り出すものだと、あらためて感心した。その努力に見合った栄養があるのだろう。
縄文時代の日本でも、オニグルミは広く食べられたようだ。

その他

オニグルミの堅果はとても堅くて、なかなか割れなかった。
以下のような方法を試した。

1.足で踏む
2.アスファルトの道路にたたきつける
3.大きな石をたたき付ける
4.かなづちでたたく
5.かるく炒ると、堅果が少し開くので、マイナスドライバーを差し込んで明けた

1と2は全く割れなかった。3と4だと、堅果は割れるが力加減がむずかしく、こっぱみじんになってしまうと、食べるところがなくなる。

結局、試した中では、5の方法がベストだった。

岡山ハッケンジャーのみなさん、こんにちは。
オニグルミを採って試食してみたのですね。5つの方法で試したとのこと、工夫して堅果を割った様子が見えてくるようです。お疲れ様でした!
ところでそんな堅い実でも自然の生き物にとっては貴重な食料。他の動物はどうしているでしょう。
カラスやネズミ、そしてリスの仲間の食べ方の違いを調べてみてください。落ちている殻の様子で、どんな動物が食べたか分かりますよ。
そして次にフィールドに出た時、楽しみが倍増しますよ、きっと♪
では、次回の報告待っています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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