活動レポート

活動レポート

カトリヤンマが羽化しました

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年07月23日

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

7月上旬に田んぼで見つけ、室内のペットボトルで飼育していたカトリヤンマの幼虫が、7月23日に羽化した。メンバーが気づいたのは朝の6時42分。翅の様子などから、すでに夜のうちに羽化していたようだ。

メンバーは毎年、数種類のヤゴを飼育して、羽化させているが、何度みてもワクワクする。

参加者のようす

今回、カトリヤンマのヤゴを見つけたのは、ひらけた田んぼの中。パッと見てカトリヤンマだろうと予想をつけた。カトリヤンマ、ヤブヤンマ、マルタンヤンマの3種は、形はよく似ているが、これまで、ひらけた田んぼで見られたのはカトリヤンマだ。

感想・気づいたこと・考えたこと

腹部の側面のトゲ(側棘)や、下唇の形、オスの腹部の先端、メスの原産卵管など、メンバーとサポーターで、ルーペや実体顕微鏡をのぞきながら特徴を観察した。顕微鏡をのぞくのは面白い。結果、たぶん、カトリヤンマで間違いないだろうということになった。

その他

トンボの種類によって、くらしている水辺がちょっとずつ違う。水の量や深さ、水底の様子、流れのあり・なし、水温、水草、農薬の影響・・・など。トンボは水辺環境をうつす鏡だ。これからも注視していきたい。

岡山ハッケンジャーのみなさん、活動報告をありがとうございます。
毎年、トンボの幼虫をペットボトルで飼育して、羽化させているのはすごいですね!すでに成熟幼虫だったのでしょうか。
トンボの幼虫の種類を調べるのは難しく、図版の絵合わせをして決めていくことが多いようです。
カトリヤンマの成虫はオスの腹部第3節は強くくびれ、メスは長い尾毛を持っているので分かりやすい種です。幼虫はふ化すると急速に成長し、やや細身で水中の植物や落ち葉の中で見つかります。
また、幼虫の下唇側片には長い刺毛があるのが特徴で、メス幼虫の原産卵管は腹部第10節後端に届く長さです。
詳しく観察したようなので、そういう様子も観察できたと思います。一つの生き物をくわしく観察することは、その生物を深く理解することにつながります。
次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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