活動レポート

活動レポート

潮の引いた干潟でハッケン!

岡山ハッケンジャー (岡山県)

活動日:

2016年07月03日

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

大潮の日。地元博物館が主催する干潟の生き物観察会に参加した。
潮の引いた干潟には、特別なワクワク感がある。
観察した場所は、南北を磯で囲まれた内湾の干潟だった。
大潮2時間半前からピーク時まで、約2時間半。暑い中ではあったが、干潟の生き物探しを楽しんだ。

参加者のようす

メンバーは、まず、カニに目が留まる。砂質でくらすオサガニや、コロっと丸くて可愛いマメコブシガニ(岡山県RDB準絶滅危惧種)がたくさん見つかった。
また、砂泥の中から、小さなトリウミアカイソモドキ(岡山県RDB絶滅危惧Ⅱ類)や、ムツハアリアケガニ(岡山県RDB絶滅危惧Ⅱ類)など珍しいものも見つかった。
潮が引いてくると、沖の方で姿がマメコブシガニに似た、ツノナガコブシガニも見つかった。

ヤドカリも、3種類見つかった。
右のハサミが大きいものでは、
よく見るユビナガホンヤドカリの他に、
触覚がオレンジ色のヨモギホンヤドカリが見つかった。
また、左のハサミが大きいテナガツノヤドカリは、水槽に入れると触覚が羽毛の様で面白かった。

その他、甲殻類では、ニホンスナモグリや、ハサミをパチンと鳴らすテッポウエビの仲間。
ヨコエビ、モエビ、アナジャコの仲間もみられた。

二枚貝では、「大量」のホソウミニナが見つかった。
ウミニナとの識別点を教わり、両方探して見たが、
ウミニナはごくわずかしか見つからなかった。
ウミニナが激減し、ホソウミニナが増えているとのこと。
干潟に何が起きているんだろう。

感想・気づいたこと・考えたこと

その他、印象に残った生き物はクモヒトデやタマシキゴカイ。
タマシキゴカイは、棲管をむいて生体が出てくるのを観察したり、灰色のモンブランケーキのような糞塊もたくさん見られた。
タマシキゴカイは砂ごと飲み込んで、中の有機物を食べているそうだ。ゼリー状の卵もたくさん見られた。
干潟の砂泥の中には、表面からは見えないが、とてつもない数の生き物がくらしていることが垣間見られた。

その他

干潟の生き物観察は本当に面白い。
アマモ場で、コウイカの卵もみられ、透かしてみると、中にはイカの赤ちゃんがいた。メンバーは大興奮だった。

生きものの暮らしの場としての、干潟の重要性を考えるきっかけになった。

岡山ハッケンジャーのみなさん、細かな活動報告をありがとうございます。
初夏の干潟では本当にワクワクする発見がたくさんあったようですね。干潟は海と陸の接点にあるので、非常に複雑で敏感な生態系をつくっています。
また、定期的に海水が入ったり乾燥したりするため、変化が大きいのが特徴です。このような環境と変化が、多くの動植物を育んでいるのです。
干潮の短い時間ですが、多くの生物と出会い、感動と驚きがたくさんあったことがよく分かりました。この体験を、これからのこどもエコクラブの活動にどのように生かしていくのかは、みなさんの課題の一つですね!
「干潟の重要性」をどのようにとらえ、どのような活動をしていくべきかをぜひメンバーみんなで考えてみてください。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
岡山ハッケンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名岡山ハッケンジャー
  • 所在地岡山県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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