活動レポート

活動レポート

加古川水系調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年02月04日

実施場所:

加古川市 加古川支川小川 加古川支川曇川

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

加古川水系の小川と曇川で調査をしました。小川で3時間調査をして、フナ類の幼魚145匹、チュウガタスジシマドジョウの未成魚~成魚15匹、ヌマムツの幼魚~成魚7匹、オイカワの幼魚~未成魚4匹、ナマズの成魚4匹、タイリクバラタナゴの未成魚~成魚3匹、カマツカの未成魚~成魚2匹、モツゴの幼魚2匹、ミナミメダカの成魚2匹、ゴクラクハゼの幼魚~未成魚2匹、シマヒレヨシノボリの幼魚~未成魚2匹、コイの成魚1匹、コウライモロコの未成魚1匹、ブルーギルの幼魚1匹、アカミミガメの未成体~成体16匹、クサガメの未成体~成体2匹、スジエビの成体2匹が捕れました。その後、曇川で2時間調査をして、コイの成魚26匹、ナマズの未成魚~成魚9匹、ニホンウナギの成魚1匹、オイカワの未成魚1匹、ミナミメダカの成魚1匹、モツゴの幼魚1匹、アカミミガメの成体1匹、スジエビの未成体~成体約30匹が捕れました。大きなパイプの中にニホンウナギの成魚がいました。加古川水系のタイリクバラタナゴ、ブルーギル、アカミミガメは駆除のために持ち帰り、他はリリースしました。

参加者のようす

小川はアクアリウムの活動では初めて行く場所の加古川水系の調査で、大きな用水路のような川だったので想像していた川と違って少し落胆している小学生メンバーもいましたが調査を始めると沢山の生き物を捕まえられて興奮していました。曇川ではコイやナマズの成魚が沢山泳いでいたのでメンバーはそれを捕まえるのに必死になっていました。調査の途中に羽を怪我して弱っていたマガモの雄がいたのでみんなで観察しました。午前中に行った小川の調査の途中に早退したメンバーが居たのでそのメンバーも一緒に曇川の調査が出来たら良かったのにと心残りに思っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

小川は3面コンクリートの小さな川で、底にはヘドロが堆積していたのにヌマムツやフナ、希少種のチュウガタスジシマドジョウなど沢山の生き物が生息していたので驚きました。外来種はアカミミガメの大きな成体が沢山いたので駆除することが出来て良かったです。曇川の調査ではコイやナマズの成魚が沢山捕まえられた代わりにオイカワなどの小魚は殆ど捕れなかったので増えすぎたコイやナマズに食べられて小さな生き物は殆ど居なくなっているのかなと思いました。明石川水系でもコイの個体数は多いので曇川のようにオイカワ等が食べ尽くされたりしないように駆除を続けないといけないなと思いました。

その他

報告担当:NA(高3サポーター)

「玉一アクアリウム」のみなさん、活動レポートを送ってくれてありがとう。
今回のレポートは「加古川水系調査」ですね。ビッグなタイトルですね。読む前からワクワクします。加古川にそそぐ小川と曇川が今回の調査の対象ですね。加古川のどのあたりになるのだろう。
調査の結果はいつものようにすばらしいデータですね。在来種(ざいらいしゅ)はリリースし、外来種は駆除(くじょ)する方法もいつもと同じですね。写真に写っているのはニホンウナギの成魚ですか。サイズはどれくらいだろう。これも食たくにあがらずに・・・リリースですよね。三面ばりの河川(かせん)でもくわしく観察するといろいろな生きものがみつかりましたね。
みなさんの活動の成果で、加古川水系の生息環境がますますよくなります。稚魚(ちぎょ)、幼魚(ようぎょ)は別の種の成魚に食べられたり、心配ごともありますね。みなさんの調査の経年変化(けいねんへんか・年月とともに結果が変化すること)でいろいろなことがみえてきます。この先の加古川水系調査活動が楽しみです。
次のレポートを待っていますよ。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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