活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年09月25日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川下流で合流している伊川から川に入り合流点をこえて明石川下流まで調査をしました。タモ網を中心に投網や釣りもして2時間で、ミナミメダカの成魚約100匹、シマイサキの幼魚約50匹、ボラの未成魚8匹、ブルーギルの幼魚~未成魚8匹、オオクチバスの未成魚1匹、ニホンウナギの幼魚~未成魚4匹、オイカワの成魚4匹、モツゴの成魚1匹、カマツカの成魚1匹、クロホシマンジュウダイの幼魚2匹、テングヨウジの成魚1匹、ヒナハゼの未成魚~成魚10匹、マハゼの成魚3匹、ゴクラクハゼの成魚2匹、ウシガエルの未成体~成体2匹、アカミミガメの幼体~未成体3匹、クサガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約120匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約80匹、テナガエビの未成体~成体7匹、ヒラテテナガエビの幼体~未成体4匹、ミナミテナガエビの成体1匹、モエビの未成体3匹、モクズガニの幼体~成体9匹、クロベンケイガニの未成体1匹、シオカラトンボの幼虫3匹、ギンヤンマの幼虫2匹、アオモンイトトンボの成虫2匹、ヒメミズカマキリの成虫1匹、クロチビミズムシの成虫約30匹が捕れました。

参加者のようす

今年の4月にアクアリウムの図鑑のことなどを取材に来てくださって記事を書いてくださった朝日新聞の記者さんも調査に参加してくださって、小学生メンバーたちはとてもうれしそうでした。この時期だから季節来遊魚(死滅回遊魚)が捕れるかも知れないと事前に話をしていたら、実際に高校生サポーターのNAさんがクロホシマンジュウダイとテングヨウジを捕りました。どちらも今年初めてですが、クロホシマンジュウダイはこの時期に下流~河口で時々捕れ、テングヨウジは2回目の捕獲です。ブルーギルとオオクチバスとウシガエルは現場でしめて僕と小学生メンバーが食用に持ち帰り、アカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰りました。捕獲後に死んでしまったカマツカとマハゼも食用に持ち帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ウシガエルは素揚げにして食べました。パリパリとした鶏肉のような味がしました。オオクチバスとマハゼとカマツカは唐揚げにして食べました。オオクチバスはさっぱりとした味で、マハゼは淡白でクリーミーな感じで、カマツカは身がふっくらとしていて食べやすかったです。どれも美味しくいただきました。ブルーギルを持って帰った小学生メンバーも家で唐揚げを作って食べて、とても美味しかったそうです。お父さんが「欲しい」と言うのであげると、お父さんも「美味しい」と言っていたそうです。今日は釣りをしている子もいたし、しっかりと調査している子もいたのでいいと思いました。とても色々な生物が捕れて楽しかったです。

その他

報告担当:NR(中2)

玉一アクアリウムのみなさんこんにちは。
いつも活発な活動をされていて、感心です。今回も大変な数と種類の生き物を観察することができましたね。捕獲(ほかく)するだけでなく、外来種などは命を大切にし、いただく工夫もすばらしいです。
今回の活動では、朝日新聞の記者さんも調査に加わってくださったのですね。みなさんの活動がまわりの方に広がっていることを感じます^^クロホシマンジュウダイとテングヨウジは季節来遊魚なのですね。時期によりみられる魚を知っているみなさんはさすがですね。
長く活動をしていると、少しずつ魚や水生生物に変化が出てきたのではありませんか?きっと水質も良くなってきているのでしょうね。
先輩(せんぱい)たちの協力も得ながら、これからも楽しく活動を続けてください。次回の報告楽しみに待っています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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