活動レポート

活動レポート

えり漁見学&地引き網体験

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年07月10日

実施場所:

滋賀県野洲市 琵琶湖

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

琵琶湖のあやめ漁港から漁船に乗せてもらって、沖合いで漁師さんのえり漁を見学しました。漁船に初めて乗って、へりが低かったり床下から伝わってくる震動が大きかったり発見がありました。

参加者のようす

漁師さんがつぼのえり網を上手に操作して網をだんだん小さくしていくと、大きな魚や小さな魚の群れが見えてきました。網の中にはとてもたくさんの魚がいて、大きなニゴイやオオクチバスの成魚のほかに、ウグイ、コウライモロコ、コアユ、ワカサギ、ニホンウナギ、ヨシノボリ、スジエビなどがいました。ウグイの幼魚が一番多くて、飼うためと食べるために持って帰りました。ウグイは、からあげにしておいしかったです。えりに入った魚は外にもたくさん逃げて、先のつぼに入るのが残った魚の半分位だと教えてもらいました。今日のえり漁は、すごくたくさんの魚がとれたけど、これは一部で、琵琶湖にはどれだけたくさんの魚がいるのだろうと思いました。

感想・気づいたこと・考えたこと

えり漁のあと、砂浜で漁師さんが地引き網を準備してくれました。地引き網の綱を引くときは思ったよりも重かったです。砂浜があって広くて波もあって「これって海やん!」と思いました。地引き網も海のイメージがあって「たくさんとれるのかな?」と思っていたけど、思ったより少なめでした。でも今まででは一番多いそうです。ハス、スゴモロコ、ニゴイ、カマツカ、ゼゼラ、ビワヒガイ、コアユ、ギンブナ、ヨシノボリ、スジエビなどがとれていて、とてもうれしかったです。アクアリウムでも砂浜やあやめ漁港の中でタモ網で調査をしました。ヌマチチブ、ヨシノボリ、ウキゴリ、テナガエビ、スジエビなどがとれました。ヌマチチブは琵琶湖では国内外来種だと教えてもらいました。オオクチバスやブルーギルが減って在来種が増えてきてとてもうれしいです。琵琶湖でもみんなが外来種の駆除をがんばっているからだと思いました。

その他

報告担当:YA(小4)

「玉一アクアリウム」のみなさん、活動レポートを送ってくれてありがとう。
琵琶湖特有の、持続可能な漁法「えり漁」を間近で見学できたとはうらやましいです。長い伝統を持つこの漁法を、海での漁業にも生かしてほしいですね。
お友だちのなかには、はじめて漁船に乗る人もいたのかな。
漁がしやすいように船べりが低く、底が浅い漁船。ちょっとこわさを感じますね。でも、とても貴重な体験ができましたね。
琵琶湖の魚影(ぎょえい)はすごいですね。えり漁を見学した日は大漁だったのかな。
とれたお魚を分けてもらい、お家で家族のみなさんと食べたとは、すばらしい経験でしたね。
「えりに入った魚は外にもたくさん逃げて、先のつぼに入るのが残った魚の半分位だと教えてもらいました」これが持続可能な漁法のいいところですね。すべてを取りつくさない、次に残すすばらしい漁法です。
えり漁のあとで地引網体験もできたのですね。
琵琶湖のように大きな湖では、海でやるのと同じような地引網なのかな。でも残念、えり漁にくらべて収穫はあまりなかったようですね。
多くの方々の努力で琵琶湖の外来魚が少なくなり、在来魚がふえてきている様子がみなさんのレポートから伝わってきます。みなさんの活躍が結果に結びついていますね。
次の活動はなにかな。活動レポートがとどくのを楽しみに待っていますよ。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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