活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年09月22日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

昨日メンバー達が仕掛けたカゴ2つを引き上げて、その後1時間20分調査をしました。仕掛けのカゴには2つ合わせて、ゲンゴロウブナの幼魚2匹、コイの未成魚1匹、アカミミガメの幼体1匹、クサガメの幼体1匹、テナガエビの成体1匹が入っていて、テナガエビ以外は小学校の明石川の外来種の教材やナーセリーの畑の肥料に持ち帰り、テナガエビはリリースしました。

参加者のようす

調査は1時間20分で、オイカワの幼魚~成魚約2600匹、ミナミメダカの幼魚~成魚33匹、カマツカの幼魚~未成魚16匹、ドジョウの幼魚~未成魚7匹、ドンコの幼魚~未成魚5匹、ギギの幼魚2匹、ヌマムツの未成魚1匹、モツゴの成魚1匹、コウライモロコの幼魚1匹、カワヨシノボリの未成魚1匹、ウシガエルの幼生5匹、ミナミヌマエビの幼体~成体約3200匹、スジエビの成体2匹、ハグロトンボの成虫6匹、シオカラトンボの幼虫4匹、ギンヤンマの幼虫2匹、イトトンボの幼虫2匹、ハラビロカマキリの成虫1匹、ウラギンシジミの成虫1匹、ヤマトシジミの成虫1匹が捕れ、ウシガエルの幼生は駆除をしてナーセリーの畑の肥料に持ち帰り、他は全てリリースしました。

感想・気づいたこと・考えたこと

今日は、中学生メンバーと僕の2名の参加だったので、粛々と効率良く活動ができました。増水時に流されて来たものが魚道に詰まり、魚道が塞がって溜まりになり、そこにウシガエルの幼生も在来種もまとまっていました。次の増水時には水の勢いで詰まりが解消し、また魚道が開通して本流につながると思うので、その前に駆除が出来て良かったです。

その他

報告担当:NA(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。連休を利用したしかけ調査のようすが良くわかります。しかけた時のわくわくした気持ちや水生生物への思いやり、翌日しかけをのぞく時のドキドキ感も伝わってきました。
調査では外来生物がとても気になりますが、在来種もたくさんいましたね。生物指標(生息している生物で川の水質を判断する方法)の調査結果では、明石川中流域は生物多様性がよく、水質のきれいな川と判断できると思います。時にはpH測定やパックテストで水質調査をして、生物指標と水質調査を比較して川のきれいさも確かめてみてください。
それにしても、ハリガネムシにおどろいたり、タコノアシを育てるのをがんばったり、いきいきと活動していてすばらしいです。
玉一には、小学生から高校生までのメンバーがそろっているのも自慢(じまん)できますね^^年れいや学年、活動内容が違っていても、時々集まってそれぞれの発見の報告や意見を交換するのも面白いし役に立つと思います。これからもみなさんの楽しい活動に期待しています。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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