活動レポート

活動レポート

明石川下流~河口調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年09月19日

実施場所:

明石市 明石川下流~河口

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

干潮の時間帯に潮が引いた明石川下流~河口で1時間30分調査をしました。ミナミメダカの幼魚~成魚145匹、ヒメダカの幼魚1匹、チチブの幼魚~成魚52匹、ヒナハゼの成魚38匹、シマイサキの幼魚12匹、コトヒキの幼魚6匹、コウライモロコの幼魚5匹、ミミズハゼの幼魚~成魚5匹、ニホンウナギの幼魚3匹、ウロハゼの幼魚~未成魚2匹、クロホシマンジュウダイの幼魚1匹、アイゴの幼魚1匹、カワアナゴの未成魚1匹、アベハゼの幼魚1匹、マハゼの成魚1匹、ミナミヌマエビの幼体~成体23匹、サルエビの幼体6匹、テナガエビの幼体2匹、イソガニの成体6匹、クロベンケイガニの成体4匹、カクベンケイガニの幼体2匹、モクズガニの幼体2匹、ギンヤンマの幼虫1匹、アオモンイトトンボの成虫1匹、ヒメミズカマキリの幼虫1匹、アオスジアゲハの成虫1匹が捕れました。

参加者のようす

みんなで自転車で遠い河口まで来て、潮が引いて浅くなった河口付近で調査を頑張りました。安全に調査できる水位が低い時間は限られているので、みんなとても集中していました。いつもは川底になっている場所が河原に変わり、河原にも潮だまりが出来ていて、河原の石をひっくり返したり潮だまりで、淡水~汽水~海水の様々な水生生物を捕ることができました。

感想・気づいたこと・考えたこと

明石川中流の用水路にたくさんいるミナミメダカが、河口近くの河原の潮だまりにもたくさんいました。ヒメダカの幼魚も1匹いて、おそらく突然変異ではなく、放流か放流されたものの子孫なので、小学生メンバーが飼育用に持ち帰りました。ハゼ類も個体数や種類が多かったです。今年も海水温が高く明石川でも熱帯~亜熱帯の沿岸に生息する季節来遊魚のクロホシマンジュウダイの幼魚がとれ、高校生サポーターが飼育用に持ち帰りました。みんなが温暖化に関心を持つ機会になりました。

その他

報告担当:KR(中3)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
河口域(かこういき)では、色々な種類の生き物が見つかるんだね。中流域などとはちがった生きものが見られることがよくわかりました。その中でも、温暖化(おんだんか)の影響(えいきょう)か、あたたかいちいきに生息する魚が見つかったというのにすごくおどろいたよ。身近な場所でも、地球温暖化の影響が見られるようになってきているんだね。毎年続けて調査(ちょうさ)しているみなさんだから、年々の変化を特に感じるのでしょう。日々の生活の中でも、地球温暖化の進行を防ぐために、みんなでできることに取り組んでいこうね!
次のレポートも楽しみにしています。また報告してね!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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