活動レポート

活動レポート

志染川調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2020年08月23日

実施場所:

神戸市 加古川支川志染川

参加メンバー&サポーター数:

9人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

6月に田植えをした山田町の棚田の草刈りに行く前に、棚田の近くの志染川で1時間調査をしました。カワヨシノボリの幼魚~成魚560匹、トウヨシノボリの成魚1匹、カワムツの幼魚42匹、オイカワの幼魚7匹、カマツカの幼魚1匹、コウライモロコの成魚1匹、ドジョウの幼魚1匹、アユの若魚1匹、スジエビ約500匹、サワガニ3匹、コオニヤンマの幼虫1匹がとれて、ぜんぶリリースしました。

参加者のようす

志染川は、アクアリウムで初めての調査だったけど、川の中の石の上はヨシノボリの幼魚だらけで、川の中を歩く時にヨシノボリをふみつぶしてしまいそうなほど、たくさんいました。スジエビもかたまってたくさんいておどろきました。初めての場所だったので、みんなやる気満々でがんばっていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

志染川は、明石川にはとてもたくさんいるミナミヌマエビがいなくて、スジエビばかりたくさんいました。明石川にいるスジエビは数が少ないけど大きく、志染川のスジエビはとてもたくさんいるけどとても小さいです。調査目的の1つだった水生昆虫は、ほとんどいなくてコオニヤンマの幼虫1匹だけでした。夏なので成虫になったのか、今年は雨が多かったので増水で流されたのか、ヨシノボリが多すぎていないのか、もともと水生昆虫が少ない川なのか、どれだろうと思いました。

その他

報告担当:SS(小5)

玉一アクアリウムのみんな、志染川調査の報告ありがとう!
魚が泳ぐすがたが良く見えたようだし、アユが見られるので、魚の様子からだと水質もわるくなさそうだね。川の透明度(とうめいど)などは、どのような感じだったのかな?
魚だけでなく、水生昆虫の出現傾向(しゅつげんけいこう)を調べたなんて、さすが玉一アクアリウムだね。水生昆虫まで見ると、魚の種類だけでは見えない川のすがたも分かってくるような気がするね!
生物がどれだけゆたかに生活しているか調べるものさしとして、「種類がどれくらい多いか」と「種類ごとの数がどのくらいか」をもとにする多様度指数(たようどしすう)というものがあるよ。かんたんに言うと、同じ種数が記録されたとしても、一つの種がたくさんいると指数(しすう)は下がり、どの種もバランスよくいると指数は上がります。今回は、ヨシノボリだけがたくさん採集されているから、多様度指数は低くなってしまうね。自然環境をみる方法もいろいろなものさしがあるからよかったらさんこうにしてね。
今回、志染川ははじめての調査でした。これからも志染川を調査して、志染川のいろんな様子を調べてほしいな!
また報告してね!期待してます!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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