ねらい |
- 身近な環境問題を学習するにあたって、子どもたちの生活領域である家・学校・町の現状を理解するための導入とします。
- 環境問題の学習は、単なる知識習得ではなく、具体的に環境を改善していくための実践活動を伴わなければならないことを理解します。
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進め方 |
【導入】
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家・学校・町の中で、普段よりちょっと意識して身の回りを見て、環境に悪いことや環境に配慮したことがどのくらいあるかを自分の感覚でチェックするということを事前に説明しておきましょう。 |
【実施】 |
2種類のウォッチングの手法を設定してあります。どちらか一方でも、両方を行なってもよいです。 |
【発展】 |
チェックした後にみんなで感想を出し合って、悪かったこと、良かったことを一覧表にしてまとめてましょう。また、悪かったことについては、何か改善する方法はないかみんなで考えてみましょう。チェック項目を増やして、グループやクラスで、自分たちの住んでいる地域や学区のエコマップを作ってみることもできます。 |
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ポイント |
- 一人ひとりが自分の感覚でエコチェックを行なうことが大切であることを事前に話しておきましょう。
- 身近な環境を知るための導入になるよう楽しみながら行うようにしましょう。地図の上に書き込んだり、イラストで表現してみるなどの工夫をしましょう。
- 家、学校、町それぞれでどんな結果が出たかを整理してみます。関係者との接点があれば子どもたちのまとめた内容を伝え、その反応を子どもたちにフィードバックし、活動をつなげましょう。
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応 用 |
- 環境に配慮したことを発見した場合は、誰が何故どのように行ったかなどを調べてみましょう。インタビューをさせてもらうと活動の参考になります。
- 自分の家や学校、町のそれぞれで改善すべき事が明確になったら、いろんな人にも呼びかけてエコイベント※を開催してみましょう。
- 環境という視点だけではなく、バリアフリーや危険な場所、防災施設のチェックなどにも発展させて、学習課題の設定の導入とすることができます。
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