くらし 22 台所のごみ調べ じっくり
ねらい
  • 毎日の食事を作る度に、包装材・容器や調理くず、食べ残しなどの「ごみ」が出ます。この台所の「ごみ」の量を種類毎に調べることで、自分の生活とごみとの関係を具体的に理解し、ごみを減らすための工夫などについて考えます。
進め方
【導入】 食事の準備をする時にどんなごみが出るかを話し合ったり、ごみ調べの方法を説明します。
【実施】 まず、家族に台所のごみ調査に協力してもらえるよう内容をよく説明します。(3日間のごみ調査で毎食後に計るものと、3日間まとめて計るものがあることなど)。
3日間ごみ調べを行ない、記録をとります。3日間の調査の結果が出たら、家族の感想を聞いてみんなが感じたことや分かったことをメモしておきます。各家庭での活動が終了したら、グループで調査結果を発表し合って、共通点や相違点、問題と感じたことなどを全体としてまとめます。
【発展】 食べ残しや食材の無駄使いは、ごみ以外にどんな問題につながっているかを話し合ったり、ごみや無駄を減らす工夫を考えてみてください。
ポイント
  • 家族の協力が必要なので、事前に活動内容を伝えておきます。
  • 夏にこの調査をする場合、生ごみや汁の付いた包装材は腐って臭くなるので、早めに量を調べるようにします。
  • ごみのことをあまり意識しないで普段通りの生活で調査を行うようにします。
  • もし、2回目の調査をする時は、ごみを意識して生活した上で調査をしてみると、1回目と2回目での違いがはっきりして面白い結果が期待できます。
  • グループ発表では、ごみの量の多少や内容について個人攻撃をしないよう注意しましょう。
応 用
  • 台所以外から出る家庭のごみについても調べてみましょう。
  • 調理くずを出さない工夫や、洗い物に洗剤をあまり使わないような調理の工夫などを考えた、エコクッキングにチャレンジしてみましょう。
  • 調理くずや食べ残しをコンポストで処理したり、土に埋めて置いたらどうなるかの実験を行なって、「ごみ」のことを考え直してみましょう。
  • 市場とスーパーの買い物では、包装材などに違いがあるか、昔の買い物ではどうだったかも調べてみましょう。
  • 家庭のごみ調べを、ごみの行方調べや、地域のごみについての学習のきっかけにできます。各家庭と連携しての実践活動へとつなげましょう。

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