ねらい |
- 自然と自分との関わりを考えるための導入メニューです。
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日本の自然の特徴である四季を五感を使って感じることを通じて、四季の変化と暮らしのつながりを考えるとともに、身近な自然への関心を高めます。
- 普段、使うことが少なくなってきている視覚・聴覚以外の感覚からも自然を感じられることに気づかせます。
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進め方 |
【導入】
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人間の持っている五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)という能力を紹介し、自分の「感知器」がどの程度の力を持っているかを確かめてみましょう。 |
【実施】 |
季節の確認を行ない、実際に暮らしの中でどんなことから季節を感じられるかを試します。グループでの町探検での実施や個々人の活動に任せて生活の中で取り組んでも構いません。 |
【発展】 |
グループで活動している場合は、自分の感じることをみんなと分かち合ってみましょう。 |
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ポイント |
- 押し付けにならないようにするために、まずは五感について自分の現状を自覚することから始めてみましょう。
- 自分は普段、五感をどのように使っているかを楽しみながら自己チェックしてみましょう。「感知器」という言葉で遊び感覚を持たせています。
- 導入として、どんな時に「感知器」が働いているかをイメージするためにクイズ形式で出し合うのもよいでしょう。
- 生活様式が季節によって変化するため、そのことも暮らし感知器として取り入れます。
- 他人との比較はしないようにして、あくまで、一人ひとりの五感を大切にして伸ばしていくことを心がけましょう。
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応 用 |
- 一つの季節だけではなく、四季を通じて取り組んでみても楽しいです。また、グループ全員の感じたことを一覧にして統計的に調べてみても面白いかもしれません。
- 冷暖房の使用や食料品の輸入などによって、日常の暮らしから四季の感覚が遠のいていますが、このことが環境問題とも深く関係していることについても考えてみましょう。
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