ねらい |
- おじいさん、おばあさんの子どもの頃(50年前ぐらい)に経験した昆虫との出会い、出会った場所などをインタビューすることを通じて、環境の変化を考えます。
- 昔の子どもたちが普段の遊びの中でいかに昆虫と関わっていたか、自然に対してどんな感覚を持っていたかなどを教えてもらうことで、自分たちの感覚との類似点や相違点を考えてみます。
- おじいさん、おばあさんの世代の人たちとの交流を図ります。
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進め方 |
【導入】
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昔の昆虫ワールドを調べるために、インタビューさせてもらえるおじいさんやおばあさんがいるかグループで話し合います。 |
【実施】 |
質問する内容をグループ内で話し合ってからインタビューします。聞き取った内容を地図に整理したり、壁新聞にまとめてみましょう。 |
【発展】 |
聞き取りした昆虫の生態を図鑑などで調べ、昔と今の昆虫の種類や数、生息場所の違いと、町の様子の違いとの関係を考えてみましょう。 |
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ポイント |
- インタビューの相手は、自分の祖父母や近所の人など、その地域に昔から住んでいる人を探します。
- 質問事項は、昆虫以外の生き物や遊びに関することでもよいです。
- インタビューする時には、昆虫図鑑などを持っていって、いっしょに見ながら話をすると、イメージを共有しやすくなります。
- インタビューをする時のマナーなどについてもお互いに注意点を出し合っておきましょう。
- 町の様子が昔とはずいぶん変っていることが考えられるので、今の町の地図を持っていったり、昔の町の地図を書いてもらってもよいでしょう。
- 網などの用具を使わないで捕る方法などの知恵も教わりましょう。
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応 用 |
- 自分たちでも昆虫採集を行なって、昔に見られた昆虫と種類を比較してみましょう。
- 昆虫のインタビューをきっかけに地域のお年寄りとの交流ができたら、町の様子や子どもたちの遊び場所となっていた所、自動車の量、暮らしぶり、祭りなどの移り変わりなど多方面にわたる聞き取りへと発展させましょう。
- 自分たちが年をとった時に、孫たちにどんな話をしてあげられるかについても話し合ってみます。また自分たちがこれからどのような行動をとっていく必要があるかを考えることへもつなげてみてください。
- 地域で見られる昆虫の今と昔の違いに着目して、その原因を地域の環境の変化と関連させて考えてみましょう。いなくなってしまった昆虫を呼び戻す方法についても話し合ってみるとよいでしょう。
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